このページではバークレーでのできごとなどを紹介します。

(４)Peet's Coffee & Tea

アメリカのコーヒーといえば日本でも有名な「スターバックス」。もちろん、バークレーにもスターバックスはいくつもあるよ。大学の校門のすぐそばにもあるし。

でも、実はバークレーではスターバックスよりも人気のコーヒースタンドがあるんだよね。それが1966年にバークレーで誕生した「Peet's Coffee & Tea」。実はPeet'sはスターバックスの元祖なんだよ。つまり、シアトル生まれのスターバックスも、元はバークレーで生まれたんだ。

これがPeet'sの看板。スターバックスとはかなり雰囲気が違うよね。 メニューはカフェラテやカプチーノなどのエスプレッソ系にくわえて、紅茶もたくさんあるんだよ。アメリカで紅茶を飲めるところは少ないので、紅茶好きの人にはありがたいよ。 コーヒーの風味はPeet'sとスターバックスはかなり近いね。スターバックスの創業者たちは、もともとPeet'sで働いていて、Peet'sからコーヒー・ビジネスを学んだんだよ。

Peet'sの第一号店は大学から歩いて10分ぐらいの場所にあるよ。この周辺にはカリフォルニア料理で有名な「Chez Panisse」や毎日行列ができるほどオイシイ「Cheese Board Pizza」とかもあるよ。

Peet's第一号店の店内はこんなかんじ。 1955年にオランダから移住してきたAlfred Peetは、アメリカのコーヒーがあまりにもマズイので、1966年にバークレーにPeet'sを開業したんだ。 最初はヨーロッパ風のローストのきついPeet'sのコーヒーは苦すぎると感じる人も多かったそうだけど、次第にバークレーの人々に受け入れられていったんだよね。 その後、Peet'sのお店で働いていたJerry Baldwin、Gordon Bowker、Zev Sieglの３人がシアトルでスターバックスを開業したんだ。だから、スターバックスとPeet'sはお店の雰囲気やコーヒーの風味がソックリなんだね。

Peet'sが成功して、その後のスターバックスの展開につながったのも、Peet'sがバークレーで誕生したことが大きいと思うよ。バークレーはアメリカの中でももっとも革新的なまちで、新しいものが次々と誕生しているところ。新しいものでも、いいものはどんどん受け入れるという体質が、バークレーには昔からあるんだね。だから、画期的なものがバークレーから次々と誕生するんだろうね。バークレーのグルメ地帯の誕生については、地元の新聞社San Francisco Chronicleの記事「Berkeley's Gourmet Ghetto」が詳しいよ。またPeet'sの歴史は記事「Peet, Berkeley store paved Starbucks' way」やPeet'sのwebサイトが詳しいね。

そして、今年4月28日には、なんとPeet'sの日本一号店が南青山でオープン！　日本のPeet'sのWebサイトも公開されているので、興味のある人はぜひ行ってバークレー生まれのPeet'sのコーヒーを試してみてね。