このページではバークレーでのできごとなどを紹介します。

(３)アースデイ

４月２２日はアースデイ。1970年にウィスコンシン州のGaylord Nelson上院議員がこの日を「アースデイ」とすると宣言したことからアースデイが誕生。この1970年のアースデイには全米で2000万人が参加し、これをきっかけに環境問題に対する社会の関心が急速に広まったのね。その後、アースデイは世界各国に広がっていったんだよ。

今年のアースデイも世界各地でさまざまなイベントが開催されたね。各地のイベントの様子はこちらのページで確認してね。もちろんバークレーでもいろんなイベントがあったよ。

これはアースデイのポスター。今年は２２日が月曜日なので、バークレーでは土曜日の２０日にイベントが開催されたんだよね。 主なイベントはバークレー校のすぐ近くの広場(Civic Center Park)で開催されたよ。

これは広場でライブが行われていたとき。天気がよかったので、参加者はこんなふうに芝生でほっこりしながら、アーティストのライブを聞いていたよ。 バークレーがベトナム反戦運動やヒッピー文化発祥の地というのが、なんとなくわかるなぁ、というかんじだったね。

アースデイには多数の団体が参加していたんだけど、こんなふうに各団体がいろんな展示をしていたね。 ヒッピー風の人もいれば、大学の先生風の人もいたり、パソコンおたく風の人もいたり、ごちゃごちゃ。まさにバークレーというかんじね。

この日はすぐ隣でFarmers' Marketも開催されていたよ。ここではバークレー近郊の農家が自分のところでとれたオーガニック・フーズ（有機農産物）を直接販売しているよ。Farmers' Marketは毎週開催されているんだよね。 ちなみにFarmers' Marketの主催団体は地元の環境保護団体のEcology Centerだよ。

これはFarmers' Marketで果物を販売しているところ。 バークレーはオーガニックが非常に普及していて、オーガニック専門のお店があちこちにあるよ。普通のスーパーでもオーガニックのコーナーが充実しているところが多いね。

カリフォルニア州は1990年の有機食品法(California Organic Foods Act of 1990)によってオーガニック食品について明確な定義を行っているんだよね。有機農業を行う農家は、登録した上で第三者による認証を受ける必要があるよ。代表的な認証機関のカリフォルニア認証有機農家協会(California Certified Organic Farmers: CCOF)では、以下の条件を満たしていないとオーガニックと認められないよ。

1. 着色料、合成肥料、農薬を使っていないこと
2. 畜産物では抗生物質を使っていないこと
3. 通常の農業生産から有機農法に転換してから３年が経過していること（化学物質が取り除かれるまでの時間を考慮）
4. 長期的な生態的土壌管理計画を作成すること

以上は代表的な条件で、実際は他にもいっぱいあるみたい。ちなみに、上の1と2はカリフォルニア有機食品法の規定で、3と4はCCOF独自の規定。かなり厳しい条件を満たさないとオーガニックとして認めてもらえないんだよね。

こちらでは、オーガニックの利点は、消費者の健康という側面だけではなくて、土壌汚染や地下水汚染の防止という側面も重視されているよ。だから、オーガニックは通常の農産物より高めだけど、バークレーではよく売れているよ。くりくりも野菜や乳製品はオーガニックのをよく使っているよ。なんといってもオーガニックのはオイシイしね。